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海バカ日記
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2022.04.03
霧と雨が続く!!~4日以降から天候回復か?!

みなさん、こんばんは。
霧がたちこめて雨が多い日が続いているケラマ諸島阿嘉島。
これは『2,3月のキリガカヤー』と言って、旧暦の2月3月に霧が発生する現象なのです。

31日まで毎日潜っていましたが4月1日からお休みになりました。
3月26日から31日までのログを記します。

見れた風景は、根を包むスカシテンジクダイの群れとキンメモドキの小群の風景、
枝サンゴの群生にネッタイスズメダイとデバスズメダイが群れる風景、
リュウキュウキッカサンゴの群生にメタリックブルーのグルクン大群が一面へばりつくように群れる風景、
色彩豊かなトサカ類とヤギ類が群生する垂直渓谷の風景、複雑な地形と沖のブルーの風景、
テーブルサンゴと枝サンゴ、各種ミドリイシサンゴの群生に各種スズメダイ類が群れる風景、
枝サンゴの群生にハナゴイとグルクン若魚が群れる風景、
グルクンの群れの中を優雅に泳ぐアオウミガメの風景、
ドロップオフにカスミチョウチョウウオとキンギョハナダイ、シコクスズメダイの混合群風景、
砂地一面に広がるビロードトゲトサカの群生風景、などなどです。

見れた大物は、アゴがかみ合っていない大型のドクウツボ、コブシメ5個体、そのうち1個体が産卵中を観察撮影、
ネムリブカ3個体、アオウミガメ4個体、タイマイ1個体、大型のオニカマスのクリーニングシーン、などです。
マクロのリクエストが多かったのと風が強い日が多く外海ポイントが少なかったためため大物は少なかったです。

見れたマクロ生物は、ハダカハオコゼ黒と白2個体、モンツキベラyg15mm、カクレモエビ属の一種、
ヒトデヤドリエビ、アカメハゼ、ミカドチョウチョウウオyg、レモンウミウシ、ムラサキウミコチョウ(多い)、
ブチウミウシ、マダライロウミウシ、ネコジタウミウシ属の一種、サビウライロウミウシ、
ピグミーシーホース3個体(ピンクのイボイボ)、ハナヒゲウツボ成魚、モンツキカエルウオ、アザミカクレモエビ、
トサカガザミ2個体、イソコンペイトウガニ、スミゾメキヌハダウミウシがヒメダテハゼの体にくっついて体液を
吸血していることろを観察撮影、ソメワケヤッコyg3cm、オオモンカエルアンコウyg朱色55mmくらいに成長していました、
マツバギンポの群れ、シムランス(藻にカムフラージュしたエビ)、ウサギモウミウシ、タカラガイ2種、アデヤカミノウミウシ、
フジナミウミウシ、イガグリウミウシ、アマミキヌハダウミウシ、ヨセナミウミウシ、コナフキウミウシ、コヤナギウミウシ属の一種、
などなど他いろいろなウミウシが見れました。
ムラサキウミコチョウは遊泳行動がちょいちょい見れるようになってきました。
クジラのソングは31日に聴こえましたが、4月以降はなかなかクジラに会うことは珍しくなってくると思います。
ホエールウォッチング協会のホエールウォッチングも31日が最終日となりました。
この頃のクジラの歌声は遠くから聞こえるからかもしれませんが、何かもの悲しげな哀愁が漂う歌声なのです。
恋人がなかなか見つからないシンガー(独身のオス)なのかもしれませんね。

いったん22.0度まで低下した水温は29日から22.8~23.0度に上昇。
約1度上昇すると体感的に全然違っていて23度の時は温かく感じました。


昨年の夏の思い出。
美しいサンゴ礁の上にキホシスズメダイygとオキナワスズメダイが群れる風景。
いつ見ても癒されます。


昨年8/20の船上風景。
この日はゲストさん1名のみ。
ありがとうございます。


昨年の夏の思い出。
カメラを持っていないときに限って凄い子に出会う!!
可愛いイッポンテグリyg(17~18mm)。
もちろんゲストさんみんなで激写大会でした。
『いいなぁ、みんな、うらやましいなぁ~』と思いながら観察。
この写真はゲストさんからいただきました。

陸域ではモンシロチョウ類が出現し始めて風が弱かった31日は少ない数ですが海上を隣の島へ
横断するモンシロチョウが見られました。
ヤツガシラも飛来しているようですが僕はまだ確認できていません。

本日は船底掃除や船のメンテナンスを実施。
この冬はずっと器材室をすべて壊して作り直す作業で終わってしまったので、船の整備はこれからなのです。
4月中旬までに各種整備を終わらせます。

明日も頑張ります。

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